新型バイクF-Siのチーフエンジニア ピーター・デンクによるバイクコンセプトの説明です。
数グラム軽くするだけでは、速いバイクを作ることは出来ません。ちょっと剛性を向上しただけでも、速いバイクを作ることは出来ません。最速のバイクを作るためには、一つのことにフォーカスして全ての要素を同時に見つめ直すしか方法はありません。キャノンデールが、2011年にF29を発表したとき、システムインテグレーションという思想をベースに世界最速のクロスカントリーレーシングバイクを作りました。
これ以上の見直しようがないと思われたF29を上回るバイクを作るためには、エンジニアリングを大胆に見直す必要がありました。私たちは、これまで常識と思われていたフレームレイアップを疑い、ひとつひとつのゴールをリストアップして、リアホイールの剛性アップを徹底的に追及しました。
その結果、シンプルで、最新鋭のテクノロジーを駆使した、世界最速のクロスカントリーレーシングバイクF-Siが完成したのです。