Windows RT を Windows RT 8.1 にアップグレード - town-net.jp

Microsoft（マイクロソフト）社の初となるタブレットPC、「Surface RT（サーフェスアールティー）」にインストールされている OS は Windows RT です。すでに後継機の Surface 2 が登場していますが、初代 Surface RT ユーザーは、Windows ストアから無料で Windows RT 8.1 にアップグレードできます。

Surface
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　また、Surface RT には、Microsoft Office 2013 RT（Word、Excel、PowerPoint、OneNote）が付属されており、Windows RT 8.1 にアップグレードすることで、メール送受信ソフトでお馴染みの「Outlook（アウトルック）」も利用可能になります。個人的には Outlook を目当てに Windows RT 8.1 へアップグレードします。

アップグレード方法

1.スタート画面で「Windows ストア」タイルをタップします。なお、このアップグレードには、Microsoft アカウントが必須と思われます（回避する方法が見つかりませんでした）。ただし、Windows RT 8.1 をインストール後、再びローカルアカウントへ戻すこともできます。メールアプリを使わず、Outlook を使う場合は、Microsoft アカウントで常時サインインする必要はありません。もちろん、Microsoft アカウントで常時サインインした方が、SkyDrive（スカイドライブ）などのクラウドを利用するには便利です。 2014 年 4 月追記：ローカルアカウントを使い続ける方法が分かりました。

2.「Windows のアップデート無料で Windows 8.1 に更新」をタップします。これが表示されない場合は、Windows ストアを閉じて、もう一度起動します。

3.掲載されている内容を読み、「ダウンロード」ボタンをタップします。

4.ダウンロード中です。なお、ダウンロード中は、この画面を離れて、スタート画面やデスクトップにてアプリを操作できます。

5.「Windows 8.1 のインストールを続けるには PC を再起動してください。 PC の再起動が必要です。PCを電源に接続してから操作を続けて下さい。Windows RT 8.1 のインストール中は、再起動が数回行なわれます。作業中の場合は、このメッセージを閉じて作業内容を保存してから、再起動して下さい。」と表示されます。「今すぐ再起動」ボタンをタップして、Surface RT を再起動します。

　ここで重要なのは、「PCを電源に接続してから操作を続けて下さい。」です。私は、電源ケーブルが故障したので、内蔵バッテリーだけでインストールを実行しました。途中で電力が遮断された場合、どうなるか不明なので、電源ケーブルを接続した状態にすることをお勧めします。

6.1 回目の再起動後、「設定しています」が 0％から 100％になり、2 回目の自動再起動に進みます。「デバイスを準備しています」が 0％から 100％になり、「準備しています」→「PC設定を適用しています」が 0％から 100％になり、3 回目の自動再起動後、「その他の処理を実行しています」が 0％から 100％になり、「準備しています」に表示が変わります。

7.ライセンス条項を読み、納得できたらば、「同意します（A）」ボタンをタップします。同意しないとインストールを続けられません。

8.「設定：PC の動作を向上させるため、PC を自動的に更新し、新しいデバイスのスフとウェアを取得します。これらの機能を常にオンになっており、適切に動作するように Microsoftに情報が送信されます。」送信される内容に関して、「自分で設定する（C）」か「簡単設定を使う（E）」を選択します。

9.今回、私は「自分で設定する（C）」をタップして進みました。まずは、「アプリの更新」と「PCとプライバシーを保護する」に関する設定で、全て「オン」で問題ないと思います。「次へ（N）」ボタンをタップします。

10.「解決策をオンラインで調べる」の「一部サイトでのエクスペリエンス向上のために、Internet Explorer の互換性リストを使う」以外は、任意で「オン」「オフ」を判断して下さい。私は、「解決策をオンラインで調べる」を「オン」にして、「Microsoft 製品やサービスの品質向上に協力する」は全て「オフ」にしました。「次へ（N）」ボタンをタップします。

11.「Microsoft やその他のサービスと情報を共有する」の「オン」「オフ」も、各自で設定して下さい。ちなみに、私は右の写真のように設定しました。「次へ（N）」ボタンをタップします。また、ここで設定した内容は、インストールが完了してから変更できます。以下、Windows 8 のインストール方法の⑰から参考にして下さい。Windows 8 と Windows 8.1 は多少異なると思います。

12.お使いのアカウントのパスワードを入力します。私は、Surface RT をローカルアカウントで使っていたので、ロカールアカウントのパスワードを求められました。パスワードを入力して「次へ（N）」ボタンをタップします。

13.「Microsoft アカウントへのサインイン」「サインインすると、ご自分のオンラインメール、写真、ファイル、設定（ブラウザーの履歴やお気に入りなど）をどのデバイスでも簡単に使用できます。同期対象の設定は、いつでも管理できます。次回、このデバイスにサインインするときは、Microsoft アカウントをお使い下さい。」とあります。私は、ローカルアカウントで Surface RT を使っていましたが、どうやら Windows RT 8.1 にアップグレードする場合は、Microsoft アカウントが必須のようです。まだ、Microsoft アカウントを作成していない場合は、「アカウントをお持ちでない場合」をクリックします。私は、Microsoft アカウントを持っているので、とりあえず Microsoft アカウントのメールアドレスとパスワードを入力して、「次へ（N）」ボタンをタップしました。

　2014 年 4 月追記：ローカルアカウントを使い続けたい場合は、「新しいアカウントを作る」をクリックして、さらに「既に持っているアカウントを使い続ける」をクリックします。これにより、Microsoft アカウントを作成する必要は無くなりましたが、利便性を考えると Microsoft アカウントでログオンした方が便利です。

14.「情報の保護にご協力ください：お使いのアカウントまたはデバイスからプライバシーにかかわる情報にアクセスする場合や、疑わしいアカウントの活動が検出された場合、ID を確認するためにセキュリティコードの入力をお願いしております（このデバイスで頻繁にサインインする場合は、これ以降はコードの入力を求められることはありません）。」と表示されます。コードを受け取る場合は、メールアドレスを選択して「次へ（N）」ボタンをタップします。指定したメールアドレスにコードが書かれたメールが届きます。すでに、コードを持っている場合は「コードを持っている場合」をタップします。今はコードを扱わない場合は、「今は行なわない」をタップします。

15.14でメールアドレスを選択して「次へ（N）」ボタンをタップした場合は、受信したメールに書かれたセキュリティコードを入力して「次へ（N）」ボタンをタップします。

16.「SkyDrive をお使いになれます。カメラロールと PC 設定を自動的にクラウドにバックアップし、作成した新しいドキュメントを既定で SkyDrive に保存することで、PC に問題が発生しても、どのデバイスからでもアクセスできます。」外部ストレージ（SkyDrive：スカイドライブ）にデータを保管する事で、Surface RT に何かあった場合、他のデバイスから外部ストレージを介してデータを取得できます。「次へ（N）」ボタンをタップすると、この設定が有効になります。この機能を使わない場合は、「これらの SkyDrive 設定を無効にする（推奨しません）」をタップします。

17.「PC のセットアップをしています」「アプリをインストールしています」「最後の処理をしています」「アプリの準備をしています」を経て、インストール完了になります。この画面は、アカウント毎に実行されます（はじめてサインインしたときのみ）。

18.Microsoft アカウントでサインインした Windows RT 8.1 が起動しました。以上で、アップグレードの完了です。Surface RT は、Windows ストアのアプリしかインストールできないので、特に個別に再インストールするアプリはありません。今回、Windows ストアから OS のアップグレードを初めて体験しました。作業は自動なので簡単ですが、全て完了するのに 3 時間ほど掛かりました。データのバックアップ無しで実行しましたが、個人的に作成したファイル群も問題なく利用できました。

次は、Windows 8 を Windows 8.1 にアップグレードしてみます。

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