俺がベッドに横になると、しばらくは「お酒の飲み過ぎかな」などと他愛のない話をしていた柏原とカナでしたが、有香の喘ぎ声で、会話は中断されました。
柏原は「落としたらお仕置きだよ」と繰り返すと、先ほどまで俺が座っていたカナの隣に腰掛け、カナの手に電マを握らせました。
「これ、知ってる?」
「少しだけ……」
「使ったことは?」
「ないです……」
ベッドで薄目を開けて、柏原とカナの距離が近づくのを見てると、俺はこれから起こることを想像して胸が締め付けられるような気持ちになり、そして同時にチンコが張り裂けそうに勃起していました。一刻も早くカナを犯してほしいという気持ちと、やっぱり犯さないでほしいというような気持ちが混ざり合って、心の中にこれまで感じたことのない興奮が湧き上がるのを感じました。
柏原が電マのスイッチを入れると、その音と振動に驚いたのか、カナは「キャッ」と声をあげました。
冗談っぽく柏原がカナの腕や脇腹に電マを当てると、カナは困ったように俺の方をみました。
「大丈夫だよ、ぐっすり寝てるから」と柏原がいうと、「でも……」と少しだけ抵抗しながらも、柏原のペースに飲まれていることが分かりました。
事前に「カナは押しに弱い」と伝えてあったので、柏原は「可愛い」と言いながらカナの髪を撫でたり肩を抱いたりしていましたが、カナが抵抗しないのを見ると、電マを一度置いて、カナを抱き寄せるようにしてキスをしました。
さすがに抵抗するかと思いきや、カナはされるがままで、クチャクチャと2人の唾液の音が部屋に響き渡っていました。カナにもかなり酒を飲ませていたので、判断力が鈍っていたのかもしれません。
柏原はキスをしながらカナのEカップの胸を強めに揉んでいきます。僕がするのとは違う愛撫に、カナがかなり興奮していることが分かりました。
唇が離れると、カナは「有香さんが……」と言ったけれど、柏原が「これもプレイだから」というとなぜだか納得したようでした。
「俺とやってみない?」と柏原がカナの耳元で囁くと、カナはYESともNOとも言いませんでしたが、柏原が「恥ずかしいなら目隠ししてあげるよ」と言うと「トシくんにみられたくない……」と言いました。
柏原は「トシにも見えないように移動しようか」といい、もう1つのベッドに移動しました。そのベッドは僕がいる場所からは死角になっていて、2人の姿が見えなくなり、少し動揺しましたが、声はしっかり聞こえてきます。
どうやらもう1つのベッドで、柏原はカナに目隠しをしているようでした。どうせ見えないので、しばらく目を閉じて耳をすませていましたが、突然肩を叩かれ、目を開けると「しーっ」と口に人差し指を当てた有香が、僕を手招きしていました。
いつの間に手錠を外したのかわかりませんが、すでに股間のディルドも抜かれています。下半身に何も身につけていない有香を目の前にして多少目のやり場には困りましたが、手を引かれてもう1つのベッドの方に行くと、そこには黒いテープのようなもので目隠しされ、柏原に座ったまま後ろから抱きしめられているカナがいました。