その人は自称31歳の映像関係者で、柏原と名乗りました。写真でみると彫りが深くて男から見てもイケメンで、なかなかカナの好みにもあっていそうでした。
僕が「自分には寝取られ願望があって、M願望のある彼女を目の前で犯してほしい」と伝えると、彼は自分のパートナーの女性との乱交を持ち掛けてきました。どうやら、彼はSで、そのパートナーの女性はSもMもいけるバイセクシャルの女性らしく、Mのカナを2人で調教してみたいとのことでした。
僕としては願ったりかなったりで、3人で密かにラインを使って連絡を取り合い、カナに不審に思われないために『中学の先輩とその彼女』という設定にして、4人であうことにしました。
カナはかなり緊張していたけれど、お酒が進むにつれて、有香と柏原の話がうまかったこともあり、かなり打ち解けて会話をするようになりました。
そこで計画通りに柏原とカナを2人きりにして口説いてもらったり、柏原と有香にSMプレイの体験談を話してもらうと、カナはお酒の勢いもあってか「実は私もそういう世界に興味がある」と口にしました。
そこからは計画通りで、柏原と有香に「自分たちのプレイを2人で見学しないか」と持ち掛けてもらい、悩むフリをしながらカナを誘導して、4人でタクシーに乗ってホテルに流れ込むことに成功しました。
そこは柏原と有香が以前使用したことがあるというSMホテルで、部屋の中には見たこともないようなSM系の器具が並んでいて、乱交プレイのために作られているのか、ベッドも2つありました。僕は正直気後れしてしまいましたが、それよりもいよいよ長年の寝取られ願望が叶うということもあって、かなり興奮していました。
カナは少し不安げでしたが、お酒のせいなのか興奮なのか頬は火照っているし目は潤んでいるし、欲情しているようにも見えました。
4人で少しだけ話をしたあと、僕とカナは並んでベッドに座って、柏原は僕たちに見せつけるように後ろから有香の胸を揉み始めました。
有香はノーブラだったらしく、服の上からも乳首の形がはっきりわかってかなりいやらしかったです。「有香は変態だからこうやって後ろからされたいんだよな」「乳首がこんなになってるよ」と柏原は有香の耳元で囁いていて、有香は恥ずかしそうに身をよじっていて、実際にAVを見ているような気分になりました。
柏原は有香の乳首を服の上から摘んだり弾いたりしたあと「有香はこれが好きなんだよな」と言って、バッグから小さなクリップを取り出し、それを右の乳首につけました。
そのクリップには鈴が付いていて「あぁん!」と有香が喘いで体を反らせると、鈴がチリンとなりました。
柏原はもう1つのクリップをカナの方に差し出しながら、冗談っぽく「カナちゃんもつける?」と尋ねると、カナは顔を真っ赤にして「私は……!」と首を振りました。でも僕がカナの腰を抱き寄せて「つけてみる?」と尋ねると意味ありげに見上げてきたので、柏原に目配せをすると、向こうも同じことを考えていたらしく、カナの目を盗んでうなずき返してきました。