すると柏原は肉棒をカナから引き抜き、カナの服を脱がせはじめました。ブラジャーはすでにほとんど外されていたけれど、スカートと下着を脱がされるカナを見ると、いよいよ目の前で寝取られるのだという実感が湧いてきました。
それと同時に僕は、有香に加えられたまま射精してしまいました。
賢者モードになって、ものスゴイ罪悪感や後悔に襲われたけれど、今更どうすることもできません。
僕の精子を全部飲み込んだ有香は、息子から口を離すと僕にウィンクして、柏原とカナの方へ向かいました。忘れていたけれど、有香も柏原と一緒にカナを犯すことになっていたのでした。
有香は僕から離れるとまず部屋の照明を明るくします。一糸まとわぬ姿になったカナの裸体がはっきり見えるようになったけれど、目隠しのテープが何重にも巻かれていからか、カナは異変に気付いていないようでした。
「縛られてみたい?」
柏原の質問に再び小さく頷くカナを見ていると、さっき抜いたばかりだというのに再び股間が熱を持つのを感じました。
柏原は相当なれた手つきで、カナの胸を繰り出すように真っ赤な縄を回しさらに後手にカナの腕を拘束しました。カナは「恥ずかしい」と少しだけ嫌がるそぶりを見せましたが、本気の抵抗ではありませんでした。
カナも楽しんでいることで僕もかなり吹っ切れた部分があって、事前に柏原と有香が購入しておいてくれたワインを飲みながら、のんびり鑑賞することに決めました。
「すごくいやらしいよ」と言いながら、柏原はカナの両足首にはそれぞれ皮でできたリストバンドのようなものを嵌めました。
それは鎖を取り付けるフックのようなものがそれぞれ付いていて、柏原がそのフック同士をつなぐとカナはまるで囚人のように身動きのとれない状態になりました。仰向けでベッドに横たわっているけれど、窮屈なのか、モゾモゾと腕や足を動かしています。
柏原がカナの足を持ち上げたのを合図に、有香も動き出します。
「ひどい、私だけ仲間はずれにしないで」
「……有香さん…!?」
存在を忘れていたわけでもないはずなのに、カナは本気で驚いていたようでした。しかし拘束され、両足を柏原に盛り上げられているカナには何もできません。
「カナちゃん、もっと気持ちよくしてあげる」
有香はそういうと、さきほどまで自分に付けられていた鈴付きのクリップを、カナの乳首に取り付けました。
「い、いやぁ!痛いぃ……!!」
カナは本気で痛そうにしていましたが、同時に柏原がカナの股間を舐め始めたので、その悲鳴はすぐに喘ぎ声に変わりました。
「え……あん!なに……」
目隠しのせいで状況が飲み込めないみたいだけど、柏原がクリトリスのあたりを「ジュルルル!」と音立てて吸うと、どうやらイッたみたいです。
「カナ、もうイッたの?」
柏原のクンニが上手いのか、カナはピクピクと痙攣していて、本気でイッたみたいだった。すると有香がはぁ、はぁと荒く呼吸を繰り返すカナにねっとりとキスをしながら、カナに取り付けられた乳首クリップを触りました。
「ん……っうぅ……っ」
まさか女から責められるとは思っていなかったのか、カナは顔を反らせて抵抗していたけれど、その度有香がクリップを引っ張るので、悲鳴のような喘ぎ声をあげていました。
こんなにして大丈夫なのかと不安になったけれど、柏原が指を出し入れしているカナの股間からは水音がしていて、これまでに見たことがないほど濡れているのが分かります。